アパレル初心者必見 ファッションの陳列パターン
今回はファッションの陳列3手法をお伝えします。
何を今更、という内容かもしれませんが、アパレル業界や洋服を扱う仕事に勤務していて、正しい用語を覚えていない人がいます。
正しい用語を知らなくても仕事はできますが、人に伝える、指導するという面で戸惑います。
「こうやって」「あの掛け方で掛けて」よりも「フェイスアウトで」「スリーブアウトで」という方がスムーズに伝わります。
アパレル初心者のみならず、指導に当たる人は覚えておきたい言葉と意味です。
目次
ファッションの陳列パターン
・スリーブアウト
・フェイスアウト
・フォールデット
です。
スリーブアウト 掛ける
スリーブというのは「肩」のことです。
スリーブアウトとは肩が見える服の掛け方です。
つまり、服をこのように横向けにかける掛け方です。
〜スリーブアウトのメリット〜
陳列のバリエーションの訴求ができます。
・サイズ・カラーなどのバリエーションを分かりやすく訴求
・商品展開量が多い
・商品は取りやすく戻しやすい(陳列に時間がかからない)
〜適正陳列枚数例〜
1200㎜什器の場合 24枚(商品の特性によります)
〜売り場経験者からワンポイントアドバイス〜
1200㎜什器に何枚かけられるというのを覚えておくと、商品の入荷に合わせてレイアウトを組むのが安易になります。
MAXにぎちぎちに詰めるとお客さまは取りにくく、戻しにくくなります。
ハンガーが戻せなくなるくらいぎちぎちの掛け方だと、「もう見るのを辞めよう…」と手に取る前から心の中で思われてしまいます。
フェイスアウト 掛ける
「フェイス」は顔。
フェイスアウトとは商品の「顔」が見える掛け方です。
〜フェイスアウトのメリット〜
商品の付加価値が強調できます。
・商品のデザインなどの特徴が最も分かりやすい(襟の形、丸首なのかV首なのか、ブラウスのフリル等 )
・商品が最もさわりやすい
〜適正陳列枚数例〜
奥行300㎜什器の場合 6枚(商品の特性によります)
フォールデット 置く
フォールデットはたたんで置く陳列のことです。
〜フォールデットのメリット〜
整った陳列のバリエーション
・カラー・デザイン等のバリエーションを見た目に美しく陳列できる
・陳列の大きさをたたみ方で調整できる
・商品展開量が最も多い
〜適正陳列枚数例〜
1200㎜什器の場合 4列×8枚(商品の特性によります)
まとめ
今回はファッションの陳列3手法をお伝えしました。
ファッションの陳列パターンは
・スリーブアウト
・フェイスアウト
・フォールデット
でした。
この3つの手法をうまく組み合わせることで、売り場に変化ができお客さまの目を楽しませることができます。
よいVMDの判断基準は「見やすい」「選びやすい」「買いやすい」ができているかです。斬新な売り場、派手なディスプレイがよいVMDではありません。
お買い上げに繋がる見た目にも美しく、売り場内に一貫した変化のある楽しい売り場を作りましょう。

売り場づくりコンサルタント・セミナー講師 整理収納アドバイザー
20年のイオンでの店舗経験と女性目線から大阪・神戸〜姫路間の小さなお店に「見せ方による売上アップ」のコンサルティングをしています。
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