その陳列方法、誰のためにですか?

「商品特性がお客さまによく伝わり買っていただく方法はないですか?」

答えは簡単です。
置き方、見せ方を変えるだけでできます。

「なんだそんなこと…」

そう思うかもしれません。
しかし、私が見て「そこそこ売れてるけどこれ以上は変化しないだろうな。」というお店はこれができていないことが多いのです。

生命力を感じるお店、時が止まったお店

例えば、昨日書いたような古い商店街にある婦人服のお店、セレクトショップ。

いいなと思ったセレクトショップは創業70年でも今っぽさに加え斬新さや生命力を感じます。
一方、近所にある婦人服のお店。
シングルハンガー(服をかけるラック)に服をギチギチにスリーブアウト(※1)にかけ、店先に「どこが入り口かわからない」というくらい置いていて、時が止まった感を感じます。

スリーブアウト陳列

「そこそこお店がやっていけるくらいに売れたらいい。」

確かにそうかもしれません。
慣れ親しんだお客さまへは商品のレイアウト(配置)や陳列の仕方など変えてしまってはわかりにくくなる、いつも来てくれるお客さまだけにサービスすればいい、そういうコンセプトならそれでいいでしょう。

 

それって怠慢じゃないですか?

お店を忙しく何十年と長くやっていると、なかなか外がどんな世界になっているかわからないこともあるようです。
ずっとお店にいて、新しいお店ができても行けずじまい。世間で流行っていること、モノは?外部環境の変化についていけてないのです。

15年近く小さなお店を経営されている方とお話ししたところ、そんな印象を受けました。
少しの情報、楽になる道具などを使えばその作業は省けるのにな、というのは多々あります。
でも新しいものを取り入れる気がない、というか勇気がない、なんだかもったいないな、既存のお客さまに分かりにくくなるといいながらお客さまのために勉強していないんじゃないかな、と思います。

 

いいお店の陳列方法

話は戻ります。

アパレル、セレクトショップなど、いい店だなと感じるお店は服の特性がわかる置き方をしています。

特別な置き方ではありません。
例えばシングルハンガーでのスリーブアウトもギチギチにかけるのではなく、全体の3分の2ほどしかかけてありません。
ゆったりかけることでスリーブアウトでもどんな服であるかがわかりやすいし、お客さまに手に取ってみようという気にさせるのです。

商品は正面を向けて置くのが基本です。
しかし、背中に柄があるもの、袖にファーがついているもの、裾にフリルがついているものなどはこういった特徴があるのが商品の値打ちです。
そこを隠すような陳列はもったいないです。

フェイスアウト(※2)にして背中が見えるように陳列する、ハンガーにかけて袖が見えるようにする、たたみでおく場合、裾が見えるように折り返すなど商品特性がよく見える置き方を工夫してみましょう。

シングルハンガーにズラーっとかけて、「SALE!!」「大人気」のPOPをつければいい、は売れる商品もかわいそうです。
それはお客さまのことを考えて陳列しているようには見えません。

商品特性がお客さまによく伝わり買っていただくには置き方、陳列に工夫が必要です。

 

(※1)商品のサイドが見える陳列の仕方 カラーやサイズを見せる際に有効な陳列方法 たくさん陳列できるのがメリット
(※2)商品の正面が見える陳列の仕方 商品特性をよく伝えることができる 陳列数が限られるのがデメリット

売り場づくりコンサルタント・セミナー講師 整理収納アドバイザー

20年のイオンでの店舗経験と女性目線から大阪・神戸〜姫路間の小さなお店に「見せ方による売上アップ」のコンサルティングをしています。

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